フィンガーテスト(入江FT)での実践東洋医学を目指す鍼灸師のウェブサイト

FT(フィンガーテスト)診断について

FT(フィンガーテスト)診断について

実技の時間に同期の仲間からボソッと声をかけられたことがありました。

治療を簡単にするためにFTを学びに来たのになんで脈診とか面倒なことすんだろうね?

と言われ私も同感だった覚えがあります。



FT診断システムイメージ



stとsmの違いが判れば身体全体を診て一番stの度合いが強いところを治療すればよいのに
ここではなぜ手掌と脈からなんだろう?

臓腑でも全身の悪いところでもFTでstの強くなっているところを言い当てることができるようになると思っていたのに・・・。

私は、FTでの脈診とか色布とかスパイラルとか使用してみたものの半信半疑な時期が2年程ありました。

同期の仲間のほとんどはこの時期に辞めています。

私は、そもそも道具を使っての診断が苦手だったので臓腑診に対象を絞ってFTを磨きました。

臓腑の一覧表を作ってFTで数値化して

①治療前
②治療後

と分けて書き込み欄を作り比較しながら実務を積んでいきました。

治療の方法は自分のやり方で塾の方針の通りにやっていませんでした。

やっていくうちに自己流の治療だと①と②の数値の差があまりなくFT的な判断では治療効果が薄いとみられることが多く感じられてきたため

じゃあ、IPコードの治療を取り入れようかなと取り入れることに。

これには必然的に脈診や色布が必要になり。

面倒だけど治療効果には代えられないので取り入れてみる。

そうすると自己流治療が馬鹿らしくなるくらい数値に変化が出るようになったのです。

その頃は3年目の臨床科で大分かみくだいている先生方に囲まれていたのも幸いしたのかもしれません。

臓腑での数値化は相当数繰り返していたので道具を使っての数値化もさほど苦も無くできるようになっていました。



結局ある程度実践を繰り返さないとわからないことも多いなと思いました。

最初から面倒だと思って辞めていたこともFTさえ継続していれば最終的に必要となるのだなと最近は納得したりしています。

更に継続してもっとシンプルに治療ができるように努力していきたいです。

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